mikiのブログ

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長年勤めた会社を辞めた話

約17年勤めた会社を退職しました、というお話です。

すべて個人視点の内容なのであしからず。

 

どんな仕事してたか?

  • 某大手企業の研究所に研究・開発職として入社
  • ウェブ関連の研究を3年くらい
  • OSSを活用したプロダクトの開発を3年くらい
  • 仮想マシン管理とかのお仕事を3年くらい
  • いわゆる事業やってる関連会社に5年出向して、某ポータルサイトの企画・開発・運営と受託開発のPM業務、最後2年はマネージャ職
  • 最後の3年弱は機械学習系のプロダクト開発やったり、研究マネジメントしたり

こうやって眺めてみると数年単位で大きく業務変わってるし経歴に脈略なくて、専門性って何だろう??と改めて思ってしまう内容だ。。。

企業にいたので、その時の会社の方針、上司の思う方向に応じてやることが変遷していくんですね。出向も行った先の業務は楽しかったし、いい経験だったと思っています。

会社での役割はいわゆる中間管理職相当で、課長職といわれるもの。このまま残った場合、数年後には部長だったかもしれない。(運が良ければ)

 

会社の良かったと思う点

  • 部署によるがある程度好きなテーマを決めて研究することができる
  • 自分が若手のころ(今でもそうだと思うが)は会社的にもまだ余裕があり、良い意味で諸先輩方が気にかけてくれて、育ててくれていた
  • (上司によるが)自分の上司は私が昇進・昇格できるよう、計らってくれていた
  • 厳しいとはいえ予算はある方だったので、機材面で困ることはなかった
  • 足を引っ張りあう~というような人もおらず、みんな優しい。この年になっても上司に助けられていたし、部下だった若手にも色々教えてもらっていた
  • 配置換えが多いので、嫌でも新しいことにチャレンジできる
  • 事業領域が広いので転職せずとも職種を変えることも可能
  • 管理職(その少し手前くらいから)になると、世の中的にはかなり給料が良い方になる。(裏を返すと若手のころは生活苦しかったです)
  • (ピンキリではあるが)ここ5年ほどかかわってたメンバは優秀な人が多く本当に学びが多かった
  • お休みがとにかく多い!!年間でひと月分くらいは丸々休めるくらい休みがあり、有給取得はマストに近いかったです
  • 子育て世代には優しい。男性でも子供の体調不良で有給とる文化だし、子供対応のため在宅しているメンバもいた。女性は産休・育休後復帰は当たり前でみんな普通に働いてる。女性だからーと不利益得たことは体感ではほとんどなし。

すべて私から見たものです。会社の規模が大きいため、どの組織なのか?どの部署なのか?上司は誰なのか?メンバは?といった環境要因でかなり状況が変わってくる点は注意です。その辺差し引いても自分は恵まれてたし、ダメダメだった私に色々な機会を与えてくれた会社には感謝の念が大きい。初手で就職した会社としてはとても良かったんじゃないかな。

しかして、なんで退職するのか?という話もしていきましょう。

今回は無職になるわけではなく転職します。正直なところ、一年前までは転職なんてなー、私にできるわけもないし、そもそも今楽しいし満足!と思ってたんですが。。。

  • 私の位置から見て、会社が迷走しているように見えた(昨年4月に少し所掌範囲が広がってよりそのように見えた)
  • 約10年後に迫っている卒業後の進路について、諸先輩方が幸せそうには見えなかった
  • このまま、後10年ここにいても獲得できるスキルについて、魅力がなかった
  • 仮に自分が例えばある組織の長になったとしても、組織を変えるのが難しいそう、というのが上層部を見て感じられた
  • 定期人事的なものや組織再編などの波で自分にとって入社以来最高に心地よかったチームのメンバがほとんどいなくなった
  • 組織的な仕組みの関係もあり、作ったプロダクトを継続的に保守していけなかった(ある程度工夫するとやれなくはないが、現状ではかなり説明コストが高くモチベーションわかなかった点は自分の問題もあると認識してる)

思いつくまま書いたので粒度はバラバラですが、組織的な部分でちょっと微妙だなと考えた部分と自分自身の今後のキャリアを考えた部分とがあります。

組織を良くしたいと考えた場合、組織の上層部ですらそこがうまく回ってなかったり(障害が多いなーと思う)しており、自分のポジションでは半径5mのメンバを守るところまでで精一杯という感じでした。

キャリアについては、ある一定の年齢で卒業として再就職(多くは関連会社へ)していく道が多いです。それ以外の道もあると言う方もいらっしゃいましたが、現状ではごく少数なのでマイノリティ。また関連会社への道も昨今の状況から門が狭くなっている印象です。

また、私のポジションだと予算獲得のための説明資料作るところで終始してしまい、実際に何かを研究するとかプロダクトを開発するとかまで出来ていなくて、そこが非常にストレスでした。このまま資料書き10年やって、再就職できるとはとても思えなかったのですよね。。。一応、やろうと思えばもっと違うやり方もあったと思うんですが、この場所でそれを模索するモチベーションがなかった。

だいぶ先ですが定年後も何某か働いていたいと思っているので、そのためには自分自身が何かスキル(強み)を持っていく必要性を感じています。そのために今の場所ではないかな。。。と。

そんな理由から、今回外へのチャレンジへ踏み切ってみました。

まー、私が仮に失敗して無職になっても配偶者も働いているし何とかなるでしょう。

 

私の座右の銘は学生時代から「思い立ったが吉日」なので、今後も年齢がーとか言ってないで色々チャレンジ続けたい所存。

 

ということで、明日からは某社でのお仕事を開始している予定です。

コロナとかでタイミング最悪感満載ですが、楽しんで頑張っていこうと思います。